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  • 2010.06.19 Saturday
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映画「ABATOR」から考える政治のあり方(産経新聞)

【高橋昌之のとっておき】

 先日、DVDを借りて、映画「ABATOR(アバター)」を見ました。さすがに世界興行収入歴代1位になるだけの名作だと思いつつ、政治のあり方についても考えさせられることがありましたので、今回はそれをテーマに書きたいと思います。

 ABATORの舞台は西暦2154年。地球人はパンドラという衛星で、地球のエネルギー問題を解決するため、希少鉱物アンオブタニウムの採掘を企てました。しかし、パンドラには原住民のナヴィがおり、アンオブタニウム採掘には、その鉱床の上で生活しているナヴィを立ち退かせる必要がありました。

 ただ、地球人はパンドラの大気では呼吸ができないため、地球人とナヴィの遺伝子を組み合わせたアバターという肉体を作って遠隔操作し、ナヴィとの交渉にあたらせることにしました。その操縦者に指名された1人が、主人公で元海兵隊員のジェイク・サリーで、ジェイクはアバターを操縦し、ナヴィとともに生活し、信頼関係を築いて交渉を成功させようとします。

 しかし、ナヴィの生活に溶け込むうちに、自然と共生しながら生活を営むナヴィにひかれていきます。一方、アンオブタニウムを得るために強引にナヴィに立ち退きを迫る地球人のやり方に対しては、疑問を感じ始め、交渉に入れずにいました。

 それにいらだった地球人組織のトップは、ナヴィを軍事力で強制的に排除する策に打って出ます。ジェイクはそれによる悲劇を避けるため、ナヴィに立ち退くよう説得しますが、ナヴィは応じず、地球人は強制排除を開始し、ナヴィとの戦争が始まってしまう…。結末は映画をごらんになってのお楽しみです。

 ABATORを見てまず感じたことは、話し合いによって問題を解決する、つまり、外交、政治の重要性です。ジェイクは戦争による犠牲者を出さないため、ナヴィの説得を試みますが、人間が決着を急ぐ一方、ナヴィもかたくなな姿勢を崩さなかったため、戦いが始まり、ナヴィ、地球人ともに多くの犠牲者を出してしまいます。

 私は「もし話し合いで解決していたら…」と思ってしまいましたが、それでは映画にはならないかもしれませんね。ただ、映画から私たちが学ぶべき点があるとすれば、対立や争いではなく、話し合い(外交・政治)で問題を解決することの重要性です。

 アンオブタニウムは地球人にとって必要ですが、ナヴィには必要ないものです。信頼関係を築き、話し合いで双方にとってより良い選択を見いだすことができていたら、犠牲者を出さずに問題は解決できたかもしれません。

 そこで、ふと思い浮かんだのが、現在、日本の政治の最大の焦点となっている普天間飛行場移設問題です。日本政府としては、米国との間で合意できる案で決着させなければなりませんし、沖縄県民にとっては、米軍基地の負担を可能な限り軽減してほしいという思いがあります。

 鳩山由紀夫首相が決着の期限として明言してきた5月末が近づいていますが、まだ決着のメドは立っていません。しかし、私は政府、沖縄県民の双方が信頼関係を築き、国にとっても沖縄県にとっても、よりよい選択をしようという観点に立つことができれば、決着は可能だと思っています。

 そのためには、政府は沖縄県内に移設先を求めるのであれば、沖縄県民にとって「苦渋の決断」であることを理解し、ぎりぎりまで話し合いの努力をし、誠意を尽くすしかありません。一方、沖縄の方々には、この問題が日米関係、日本の安全保障という国益のかかった問題であることを理解していただき、何よりも「最も危険な基地」と言われる普天間飛行場の移設実現を、最優先に考えてほしいと思います。

 問題が決着しなければ、普天間飛行場は残り続けることになりますし、日米関係は信頼関係が崩れ、悪化するのは間違いありません。結果的には国も沖縄県も双方が禍根を残すことになるのです。だからこそ、政府と沖縄の方々はともに、かたくな態度をとって感情的に対立してしまうのではなく、よりよい道を見いだそうという高い見地に立って、何とか決着させてほしいと思うのです。それこそ「政治の知恵」というものだと思います。

 話は変わって、もうひとつAVATORを見て感じたことは、人類が自然と共生することの大切さです。AVATORで描かれているのは、文明を極めた結果、自然を破壊してでも豊かであり続けようとする人類と、自然と共生し、自然がもつ神秘を受け入れて生活を営む原住民のナヴィの姿の対比です。

 人類の歴史は、文明を手にして以来、自然をいかに征服するかに身を砕いてきた歴史といっていいのではないかと思います。しかし、私は人間が自然を征服することはできないし、仮にできたとしたら、それは同時に自然の一部である人類の破滅を意味すると考えています。

 その弊害はすでに地球温暖化や公害などといった現象で表れています。さらに、人間は文明という物質的な豊かさを追い続ける余り、最も重要な精神的な豊かさ、たとえば家族のきずな、人間関係、道徳観といったものが失われ、その結果、人間社会の根幹も崩壊しつつあるように思えてなりません。

 ですから、私は今こそ、人間は物質的な豊かさだけでなく、自然との共生や精神的豊かさを取り戻す必要があると思います。しかし、私もそうですが、多くの方々はそれに気づいていても、具体的に何をどうしたらいいのか、よく分からないのではないでしょうか。個人の努力はもちろん必要ですが、それだけでなかなか変わるものではありません。やはり社会全体としてあり方を見直していく必要があります。

 その方向性と具体的な施策を示し、リーダーシップをとる役割を担っているのは「政治」です。もちろん、一朝一夕に成果が出る容易なテーマではありません。時間はかかると思います。しかし、スタートを切るのはもう遅いぐらいで、今スタートしなければ、私たちはもちろん、子供やその子孫たちに、よりよい社会を引き継ぐことはできません。

 具体策はいろいろあると思いますが、政治がその方向に向かって動き出せば、社会は必ず変わります。鳩山政権は直面する個別の政策課題で手いっぱいかもしれませんが、それだけにとらわれず、ぜひ大きな視野に立って社会の変革に取り組んでもらいたいと思います。

 また、夏には参院選があります。与野党各党はマニフェスト(政権公約)に、日本をどういう社会にしていくのかという大きな絵を描き、そのうえで具体的な政策はこうするということを打ち出すべきです。日本をよりよい社会にするための変革が始まるかどうか、それは与野党各党、つまり政治が動き出すかどうかにかかっているのです。

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将棋 羽生名人3連覇 三浦八段に4連勝 名人戦第4局(毎日新聞)

 福岡市中央区の九電城南クラブで18日から行われた第68期名人戦七番勝負の第4局(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力協力)は19日午後9時53分、163手で羽生善治名人(39)が挑戦者の三浦弘行八段(36)を降し、4連勝で防衛した。残り時間は羽生3分、三浦1分。

【終了図をみる】将棋:羽生名人3連覇 三浦八段に4連勝 名人戦第4局

 羽生は94〜96年に次いで2度目の3連覇を達成し、名人獲得を通算7期に伸ばした。また、王座・棋聖と合わせて3冠の立場を守った。名人初挑戦の三浦の奪取はならなかった。名人戦のストレート決着は、羽生が当時の森内俊之名人に4連勝した03年以来、7年ぶり10回目。【山村英樹】

 ◇羽生名人の略歴

 埼玉県所沢市出身。85年、プロ入り。96年、史上初の7冠全制覇を達成。タイトル獲得は名人7▽王将12▽竜王6▽王位12▽王座18▽棋王13▽棋聖8の計76期。永世名人、永世王将など六つの永世タイトル資格を持つ。通算成績は1097勝420敗(勝率7割2分3厘)。

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介護保険 ドラマで解説 豊島区がDVDを制作(産経新聞)

 創設から10年たったが、まだ十分な理解が進んでいない介護保険制度を分かりやすく解説しようと、豊島区は、介護サービスの利用までの流れをドラマ仕立てにしたDVDを制作した。区によると、23区では初めてで、全国でも珍しい試みだという。DVDは区役所別館2階の「介護保険ライブラリー」で無料で借りることができるほか、インターネットでの配信も検討している。

 DVDは「ドラマ編」(35分)と、図を使って制度を解説する「制度説明編」(15分)の2部構成。ドラマ編では、1人暮らしの高齢の母親宅に息子が戻ったところ、母親の足腰が弱ってきているのに気づき、介護保険を利用しようとするストーリーになっている。

 ドラマの台本は区の職員が執筆。区は「職員は制度をよく分かっており適任。実際に区民からよく寄せられる質問を盛り込んだ」としている。台本担当の職員は「説明的になりすぎず、ストーリーを壊さないようにするのが大変だった」と話している。

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